名古屋・錦で接待や二次会としても使えるスナックはメンバーズ「千毬里（ちまり）」公式ブログ

猛暑　酷暑　厳暑　三つたしても　まだ　足りないくらい　
暑い日が続いています😓💦が　　お元気でお過ごしでしょうか❓

いょいょ　休業要請も終わり
8月25 日より　通常営業しています。

何卒　宜しくお願い申し上げます🙇🏻‍♀️

例の美味しいカレーに負けず劣らず
オイシイ話題を下さった前記事で登場したお客様。
何かの話から九州の話題になりました。

私、何の自慢にもなりませんが
社会科は2以上をとったことがありません。エッヘン！

そんな私が、
「大分に海はない」と言い張った結果がこちら。

😂💦

さて、怒号が飛んでくる前に話を変えましょう。

うちの祖母は茶道の師範をしており、私は門下生でした。

当時虫の乱獲を趣味としていた、野生児いずみちゃん🐒

ルールに磔にされる茶道、窮屈でした。

中でもお軸は

ミミズみたいな文字で、
ウンコみたいなハンコが押してある印象しかなく
なにが良いのかサッパリわかりませんでした💩

そんな私が唯一「なんかエエな」と思ったお軸が

「水滴々(みずてきてき)」と書かれたもの。

意味としては、言葉通り
水が滴る様子を表していて
長雨に辟易とする梅雨時分に使われます。

雄大な海も、ひと滴の集まり。
雨粒も大河も、かわりない。

という禅の言葉です。

(祖母の持ち物なので、高価なものではないと思いますが
ハンコをウンコ呼ばわりしたので
どなたのどんな作品かは伏せさせて頂きますよ❤️)

どう贔屓目に見ても文字として解読不可ですが

私の見た軸は

「水」という字だけが頭を出し、
それが 土を濡らす絵のように見えました。

与えることの温かさ。

“ジャージャー”ではなく、
“チョロン”でもない。テキリョウ。

肥やすように、潤すようで。

あの瞬間のなんともいえない多幸感。
例えるなら、何か秘密を共有した時の其れだった。

出来の悪い私が心配だった祖母は、

いつも 椀の形、茶花の意味、棗や甕について
何かにつけてくどくどと喋り、
最後に必ず「好きになりなさい」と言う。

そう言われても、誰が何と言おうが
トマトはいつだってマズイし
嫌いなものは嫌いなのだ。

強情な私は今なお「好き」を増やせずに居るけれど

それはとても勿体無くて

あの日出会ったお軸のように
面白くない社会科も「スキ」を探していれば
見つけた滴が私の中で大河になっていたのかもしれないと

地図を見ながら祖母とのお稽古を思い出しました。

大分に海、、は あるみたいだし、

今からでも遅くないから
一滴の「好き」を集めてみたいと感じた出来事でした🌻

いずみ